簿記試験が6/12に迫っている。
あと約2週間後
しかし、まだ全く勉強してない。
そんな諸君に2週間で合格する勉強法を伝授したい。
まずはじめに
2級どうこうの前に基礎的な仕分けに対する概念は押さえておく必要がある。
簿記3級程度の知識は押さえておきたいところ
B/S,P/Lの概念。現金が増えれば借方にプラスし、現金が減れば貸方にプラスするといった具合だ。
用意するもの
用意するものは下記である。
・パブロフ流シリーズ(テキスト)
パブロフはとにかくわかりやすい。
巷の本を何冊か読んだが、この本が最もわかりやすく、要点がまとまっていた。
各テーマが4コマ漫画で描いてあるのでとりあえず4コマだけでも読んでおく。
・過去問集
この過去問が生命線である。
・電卓
電卓は何でもよいが、
"00"ボタンとメモリー機能が搭載されている物を買うこと。
2週間でやること
2週間でやれることは限られている。
時間にして、平日2h×10日+休日8h×3日=44hといったところだろうか。
そのため勉強は下記に絞るとよい
①過去問演習
②仕分け演習(主に商業簿記)
①過去問演習
過去問が肝である。
精査表の作成、財務諸表の作成、本支店財務諸表の作成、伝票会計と特殊仕訳帳などあらゆるパターンの「答えの出し方」を把握しておく。
なお、近年、奇問悪問が連発されているが、奇問悪問はすべて後回しでよい。
この際に細かい仕分けもなるべく吸収しておくが、原則としては答えを出すまでに道筋をしっかり把握しておく。
(工業簿記についても同様。工業簿記は毎年さまざまな問題が出るが、分類化すると5パターンぐらいしかない。3回分もやれば1巡できるであろう。)
過去問演習で44hのうち30hぐらいは使いたいところ。
なお、今回から新課程となり連結会計も試験範囲となった。そのあたりの問題パターンはパブロフテキストで押さえておくとよい。
②仕分け演習
パターンが定まったらあとはひたすら仕分け演習である。
簿記の試験の構造上、問題の解答プロセスがいくら正しくても仕分けの考え方が間違っていると0点となってしまう。
近年の簿記試験の第1問は極めて難易度が高いため、後回しとし、昔の合格率が低かった時代の第1問を中心にひたすら解きまくっていく。
概念がわからなかったら、その都度パブロフテキストにふりかえるとよい。
1問10分として50問~60問はときたいところ。
残りの14hを仕分けに費やす。
勉強のポイント
勘定項目は漢字の数がとにかく多い。
まともに書いていると腱鞘炎になる可能性があるし、何より問題演習数をこなすことが出来ない。そのため略字を導入することをお勧めする。
私が使っている略字は下記なので参考にするとよい。
現金:C
売掛金:UX
買掛金:KX
当座預金:当ヨ
受取手形:U手
支払手形:S手
売上:S
仕入:P
資本金:シホンC
資本準備金:シホンJ
利益準備金:リエキJ
建物:タ
備品:ビ
給料:Q
売買目的有価証券:BBU
〇〇費:〇〇ヒ
〇〇繰入:〇〇クリ
〇〇引当金:〇〇ヒキ
このような感じである。
何度も出てくるような勘定項目は略語にして楽をする。
スピード・正確性を保つためにぜひお勧めする。