海外ベンチャー通信

外資系ITコンサル→海外事業の戦略コンサル

コンサルファーム特色 -戦略系ファーム編

新卒就活時と転職活動という2度の経験でコンサル業界を研究し、

各ファームの特色をとらえることが出来た。

加えて前職のファームで競合他社と一緒に業務を行うことも多々あったし、その経験を踏まえて各ファームの特徴や人柄を述べたいと思う。

また、事業ドメインがコロコロ変わるので、この記事を書いている時点の状況とあなたが読んでいる状況では会社の事情が変わっている可能性もある。

 今回は戦略系コンサル篇について述べる。

 

そもそもコンサルとは何かについては前記事を参照してほしい。

www.vent-strategy.com

 

  

戦略系コンサルティングファーム

マッキンゼー、BCG、ATカーニーなどが該当する。

経営者と経営戦略を練るという仕事。

ITの構築などは行わない。やったとしても経営テーマとしてのIT。

とはいえ最近はデジタル領域に進出していると聞いている。

粗利は高いが、売上の金額は総合系・IT系と比べて圧倒的に小さい。
そのため会社の規模が小さく、社員数も少ない。すなわち採用数も少なく選考難易度も非常に高い。

新卒採用ではたいてい5日間のインターンシップがあり、インターンでバリューを出さなければ内定を得ることが出来ない。

就活やら修士論文の研究やらでクソ忙しいときにインターンシップをしなければならないので色々な意味で難易度が非常に高い。もちろんインターンシップに参加する為にはインターンシップの選考(学歴+筆記+面接+ケーススタディ)を通過する必要がある。

私も新卒就活のとき、M&A/投資銀行系の戦コンのインターンに5日間行ったが、インターンどうこうの前にスケジューリングが極めて難しかった。

面接はケーススタディもあれば、人物系の面接もある。新卒は人物要素が強いかもしれない。

中途採用は更に前職の経験も加味される。

学歴は旧帝大早慶・一橋・東工大・海外大学ぐらい。MARCHや一般の国公立大は書類でかなり落とされる。


人間にブランド価値を付与する業界なので、人選とメンツには特に金をかけているのであろう。

 

ちなみに私の新卒就活の結果は下記である。

 

マッキンゼー:スケジュールが合わず応募断念

BCG:ES通過→筆記落ち

ATカーニー:ES・インターン選考は通過したが、スケジュールで×となりインターン不参加

モニター:インターン選考中にモニターがなんと日本撤退

べイン:スケジュールが合わず応募断念

ブーズ:ES通過→筆記落ち

ローランドベルガー:ES落ち

アーサー・D・リトル:ES落ち

投資銀行系:ES・インターン通過。最終面接1つ前で辞退(めんどくさくなった)

 

各ファームでそれぞれ特徴がある。

Makではグローバルで問題解決、BCGはローカルの問題はローカルで解決、

ATカーニーはオペレーションに強み、ローランドベルガーは自動車業界に強み、アーサーDリトルは製造業に強みがある等。

基本的にはディレクターの得意先の業界に強みが依存していると考えている。

志望動機を練るときはどのようなクライアントを担当しているのか考えると良いだろう