海外ベンチャー通信

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インドネシア渡航記①

ご無沙汰しております。
3ヵ月ぶりの更新です。

この3ヵ月はというと、営業、デリバリー、社内仕組化に朝から夜中まで明け暮れていました。
時間が少しずつできてきそうなので、またブログを更新していきます。

今回はとあるB2B業界の市場調査・競合調査でインドネシアに来ています。
お客様は大手日系企業で、これからASEAN進出を検討しているような状況ですね。


その業界については書けないので、今回はその他の点について


インドネシア基本情報

首都:ジャカルタ
人口:2.5億人(世界4位)
世界最大のイスラム人口国である。
ビジネスマーケットも中国に切迫している。

元々は腐敗した政権であったが、1998年にスハルト政権が崩壊し、民主化が実現された。
ASEANの盟主と呼ばれ、ASEANの本部もジャカルタにある。

ビジネス状況

人口がすさまじく多い。
これは何よりのビジネスチャンス。
交通機関は最悪な状況であり、原則として車かバイクの移動である。
だいたいは渋滞。
鉄道はもちろんない。歩道もない状態。



もうすぐ地下鉄もできるそうだが、計画は常に見直され、中止&続行を繰り返しているそうだ。

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国の課題とビジネスチャンス

とにかく紙幣の管理がめんどい

一番高い紙幣が10万ルピー(800円)なので、高額商品は紙幣で購入しづらい。
200ルピーなど安い紙幣やコインは様々な種類があるが、コーヒー1杯が1万ルピー(80円)なので結局使うケースがほとんどない。

クレジットカードの参入機会は今後大いにありそう。
また、スマートフォンの普及率は高いのでFintechのビジネスチャンスもありそうである。

移動がおっくう

上にも書いたが、移動がおっくうである。
交通機関が最悪の状況である。
日本では電車で15分ぐらいのところでもこの国の移動だと1時間はかかる。
また渋滞のせいで到着時間が読めず、待ち合わせやアポイントは難しいだろう。

移動問題を解決することがこの国の発展に大きくかかわってくるように思える。

JKT48

アイドルのJKT48が流行っているようだ。
仲川はるかさんというAKB48の人が中心メンバーらしい。
肌の露出はイスラムのこの国には受け入れられないであろうと当初思われていたらしいが、見事に大当たりしたようだ。
twitterのフォロワー数も120万を超えている。インドネシアの人々にも認知度は高いらしい。
日本に残っていたらここまでの認知度はなかったであろう。

アイドルのビジネス市場も大きくありそうだ。

LINE

現地の人はなぜかLINEを多く使用している。
これにはびっくりした。

子供の遊びについて

移動がしづらいこともあり、友達と外で遊ぶという文化がないらしい。
そのために一人遊びが中心となる。
すなわちスマートフォンゲームやフィギュア遊びであろう。




御社の海外進出検討の際はご一報ください。
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